5_分析会社を調べてみた(株式会社ログビー)
こんにちはYOSSYです。
今日からいくつか分析会社について、どんなサービスを提供しているのか
簡単にしらべてみようと思います。
起業する場合のアイデアや、パートナーになった場合の特長を知るための第1歩です。
調べる内容は次のようなことです。
調査会社:株式会社ログビー
- 会社の略歴
- サービスの提供内容
- 会社の強み/特徴
- 提供先の顧客(BtoB/CtoC)
- ビジネスモデルについて考えてみる
会社の略歴
CEOは松田さんで、これまでTDK株式会社 R&D部門/楽天株式会社 エンジニア/株式会社Viibar 共同創業者 の経歴を持っています。
会社自体は2015年5月に設立したばかりでベンチャー企業と言っても良いでしょう。
とは言っても「アドバイザー」として人工知能学会16代会長の山田さん、国際医療福祉大学 教授の外山さんがついいて、しっかりしたバックボーンが付いている印象です。
サービスの提供内容
事業内容は「人工知能ソフトウェアライセンシング・SaaS提供」と書かれていました。
SaaS(Software as a Service)とは、パッケージ製品として提供されていたソフトウェアを、インターネット経由でサービスとして提供・利用する形態のことを指します。
ログビーでは、以下のSaaSを提供しているようです。
特に医療分野に強みがあるみたいです。
どんなものがあるか見てみましょう。
- Logbii Analytics
- Logbii Medical
- Logbii Language
・Logbii Analytics
HPでは「データをアップロードするだけで数値やリスクの予測・分類、重要な因子の抽出などを行えます。宮崎大学医学部附属病院、東京工業大学、京都大学との共同研究のノウハウを活かしています。」と記載されています。
何やら適用する範囲は非常に幅広い感じがします。きっとその中で得意なものがあるのでしょう。入力するデータの項目や、種類が気になりました。
考えてみると、医療分野では血液検査やCT検査、レントゲンなど毎回同じような検査をするものが、病名別に多岐にわたっているでしょうから、もしかするとニッチな市場なのかもしれません。医療という単位だとボリュームは大きそうです。
・Logbii Medical
「電子カルテやDPC、検査データなどの医療情報を解析し、医療現場の負担軽減、病院経営の効率化を行う人工知能(AI)」
用途として、潜在的な疾患リスク、副作用リスクを把握、クリニカルパスの抜け漏れを防ぐ、在院日数、術前・術後日数を予測、ベッドコントロールを最適化
といったもののようです。
Logbii Analyticsが データをアップロードして、学習モデルに対しての結果と重要度を
返すものに対して、
Logbii Medicalは病院個別の事情に応じたソフトウェアなのだろうと思います。
これもオンラインのサービスなのかな?
・Logbii Language
自然言語処理でテキストデータを解析することにより、医療文書の自動分類、有害事象などの特定要素の抽出、営業日報の解析などをすることで医療業務、営業戦略などの効率化を行う人工知能(AI)だそうです。
医療の分野は発達しているでしょうが、過去の文献・知見を活用することも重要です。
貴重な医療関連情報が素早く的確に抽出できる世界を提案するものと思います。
以上の3つとも、医療の世界で実用的なソフトウェアサービスを提供していると
感じることができました。
AIをビジネスへと利用する好例だと思います。
(つづきは次回)